Black & Tan 発展型

”Black and Tan”


ブラック&タンとは、黒ビールとビールのハーフ&ハーフの事。
しかし居酒屋メニュー等に見られる”それ”とは異なり、ビールの上に
黒ビールを浮かべたスタイルで供されます。

Black and Tan....  黒と褐色。 黒人と日焼け。
カクテルのネーミングに不穏な空気を感じます....


さておき、ツイスト(アレンジ)しました!



■ Black & Tan #1   Hoppy

セイクレッド・ホップショット、ライムコーディアル、シナモン、
ジンジャエールに、オートミールスタウトをフロート。



■ Black and Tan #2   cheesy

ブルーチーズウォッカに、アプリコットブランデー、トニック。
オートミールスタウトをフロート。


樽熟成スピリッツとは異なるコクとローストフレーバーが加味され、
且つ、飲み進めるにつれて味わいが変化するのが魅力的です ♪




「 あれ? 三枚とも写真同じじゃね?」 
「 ...........同じですね。」


「 ちょ.. それって手抜きじゃね?」 
「 ...........手抜きですね 苦笑」




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ブラック・アンド・タンに関して頻繁に言及されるのは、1920年
アイルランド独立戦争の際にイングランド側が組織した武装警察の
”Black and Tans”に由来するとゆう説。


「The Oxford Companion to Beer」著者: Garrett Oliver によると、
ブラック&タンはイングランド発祥で、1889年のスラング・ディクチョナリーに
既にブラック&タンの記述が見られることから、その説には疑問符が付きます。



アイルランドのビール同士(ギネスと同醸造所のハープラガー)の
組み合わせが、最もポピュラーなブラック&タンですが、
独立を推進するアイルランド共和軍だけに留まらず、一般アイルランド市民に
対しても虐殺行為を繰り返したBlack and Tansを由来とするならば、
アイルランドの方々の心情を察するには余りあります。 



「The Naked Pint: An Unadulterated Guide to Craft Beer」
著者 Christina Perozzi、Hallie Beaune によると、ブラック&タンは
アイルランドよりも英国やアメリカの方が人気がある....