BEER × CHEESE

オリーブオイルなど液状の油脂を、パウダー状に変えるマルトセック。
デンプン由来の食品添加物で、吸湿性が高く、油脂をクリーム状や
パウダー状へ変えてしまうことから、最新ガストロノミーの世界で
衆目を集めています。



マルトセックは少々高額のため、当店では扱えんわーと
嘆いていたら、某barのマスターが分けてくれました。 
有難うございます。


チーズプレートに活用してみました──



■ Blue Cheese for IPA

オレゴン州のチーズファクトリー、ローグクリーマリーが作った
ブルーチーズ。 その名もゴルゴンゾーラならぬ、オレゴンゾーラ 苦笑
ゴルゴン(オレゴン)ゾーラの名に恥じない、マイルドな青かびとミルクの風味。



オリーブオイルを、シムコホップで二日間ドライホッピングした後
マルトセックでパウダー状に。

 
二日間の漬け込みは苦いかと思いきや、マルトデキストリン自体に
仄かな甘みがあるのでバランスが取れ、ホップフレーバーが香る、
ほんのり甘苦いホップオイルパウダーへ。


刻んだマンゴーのドライフルーツに、
自家製パッションフルーツのコンフィチュールを添えて。



ビールマニアに知られている、IPAとブルーチーズの組み合わせ。
青かびチーズには、甘味がしっかりしたフルーティなIPAが特に合います。



■ Chocolate Stout Chedar for Stout

前述のローグクリーマリーの、黒ビール(チョコレートスタウト)入り
チェダーチーズに、干し椎茸の粉末とポルチーニオイルを合わせたものを
マルトセックでパウダーにしたもの。 コーヒーと砂糖で甘く煮こんだゴボウ。
黒ゴマをパラリ。



どちらの組み合わせも、グチャグチャにスプーンで崩して
召し上がってください ♪   
皿数わずかですが、どちらともお店でお出ししています。 
ご注文お待ちしておりまーす!




マルトセックをもらって帰った翌日、寝起きの枕元に
あやしい白い粉末があったので、暫くそれがマルトセックだと思い出せず、
酔っぱらってどこぞの売人から、やばいクスリを手に入れたのかと
思ってしまった 苦笑   ──ナイナイ。