2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

インドの地酒 Feni

16世紀、インドのゴアなどの都市を植民地支配していたポルトガル。 属領に外来種の植物を持ち込み栽培したことが、結果的にインドの 食文化に多くの影響をもたらした。 ポルトガルがインドへ持ち込んだ作物は、唐辛子(!)、トマト、 ジャガイモ、パイナッ…

仔羊の脳みそカレー

16世紀の哲学者ミシェル・ド・モンターニュは言った。 「自分の価値観と違うものを野蛮だと見做す行為こそ野蛮である」 NO BRAIN NO LIFE 仔羊の脳ミソ、取り寄せ ♪ 塊ほぐして仕上げるのがこの料理の本来の姿なのですが、 脳だとわかりやすいよう、あえて少…

毎度おなじみ流浪の番組

「コロナ禍でテイクアウトのカレーを始めたお店の相談室」らしい。 僕も相談したかったゾ 毎度おなじみの深夜番組。 見逃したのが悔やまれる、この回。 「カレーの仕込みに追われる毎日」わかりみが深い。 仕込み地獄に陥っていた(対応済み)ので、共感ハン…

ネパールのダサイン祭 山羊を喰う

ネパール最大の祭り、ダサイン祭。 ダサインとは、ヒンドゥーの女神ドゥルガーが、悪魔 マヒシャースラとの10日間に渡る戦いに勝利したことを祝う、 ネパール発祥で且つ、最大の祭り。 ダサインの写真を無断転載。 ごめんなさぃ ネパールの太陰暦で年に一度…

ラクナヴィ・ビリヤニ

北インド・ウッタルプラデーシュ州のラクナウという 街が発祥のラクナヴィ・ビリヤニ。 日本人が想像するインドカレーは北インドカレーで、 日本人が想像するビリヤニはたいていが ムグライビリヤニかハイデラバディビリヤニであることが多い。 ビリヤニにも…

アンバービリヤニ

南インドのビリヤニ、アンバービリヤニ。 お米がアンバー色に染まるから、アンバービリヤニという 名称が付いたのかと思いきや、実は地名(Ambur)由来。 かつてインドの重要拠点だった南インド・タミルナードゥ州の アルコット地域のナワブ(太守、今でいう…

お米もいろいろ

左から、日本米 インド米 ソナマスーリ インド米 バスマティ・ディヴァヤ インド米 バスマティ・マジェスティック 世界で一番長いお米の品種、マジェスティック。 茹でて蒸せば、長い米粒がさらに伸びて、まるでパスタ! ガンズアンドローゼズの、往年のアル…

森のBAR

杜松 樅 桧 注文を 松

シュヴァルツヴァルト

ドイツのシュヴァルツヴァルト(黒い森)をイメージ。 鬱蒼とした森林地。 グリム童話ゆかりの地であり、針葉樹で燻製した生ハムの 産地としても有名なシュヴァルツヴァルト。 ■ Grimm's Black Forest グリムの黒い森 Pine corn, Lapsang souchong, Sambuca,…

パリパラヤムチキン

取り寄せた唐辛子の個性が際立つように、スパイス2種しか 使わないシンプルな構成のカレーにて。 南インド・タミルナードゥ州のパッリパラヤム・チキン。 ダークチョコレートと森のベリーの風味がする唐辛子を使って... 燻製したトウガラシを使って... 唐辛…

個性豊かなトウガラシの世界

トウガラシは辛いだけにあらず。 インドのカシミールチリはコチュジャンのような風味、中国 四川の朝天辣椒は赤い果実のような風味、そしてメキシコのある トウガラシの品種は、お湯で煮出して唐辛子から出汁を取るらしい。 その唐辛子ダシは、まるで昆布の…

ヒノマル

タイの香り米ジャスミンライスで造った2本酒(自主規制)に、 茱萸の実から作った梅干し(茱萸干し?)を添えて... 日の丸弁当の組み合わせ。 これに、ジンかベルモットか入れたら、日の丸マティーニ?

カレー前線、北上します

秋冬に季節が移行するに伴い、南インドから 油脂たっぷりな北インド周りを中心に作っていきまー。 北インド・ラジャスタン州のジャイプルのカレー、ジャイプリ・チキン。 ミャンマーのチェッターヒン。 どちらも、くちびるテッカテカになるやーつ ♪ 油膜がち…

縛りプレイ

初期装備でクリアを目指す、セーブをしない等、あえて 制限をかけるゲームの遊び方を、”縛りプレイ”と云います。 お酒や食の世界でも「いつも飲んでいる/食べているものは 注文しない」という縛りプレイを課してみるのも良いかもね。 新たな世界が拓けるキッ…

罪なきイヴ

姫リンゴ、売ってるの初めて見た。 姫リンゴ、飴がけしてみた。 姫リンゴのカクテル、作ってみた。 ■ Eve Guilty, Or Not Guilty Butter washed Vodka, Lemon cordial, MIlk, Crunch, Fennel, Candy apple カロリーを気にする女子、罪悪感を持つなかれ。 甘…