インドの地酒 Feni
16世紀、インドのゴアなどの都市を植民地支配していたポルトガル。
属領に外来種の植物を持ち込み栽培したことが、結果的にインドの
食文化に多くの影響をもたらした。
ポルトガルがインドへ持ち込んだ作物は、唐辛子(!)、トマト、
ジャガイモ、パイナップル、そしてカシューナッツ。
宗教的に酒を飲まないと思われているインド人。
ポルトガルが植民地支配したゴアは、ヒンドゥー教からキリスト教へ
改宗したインド人の多い土地。 つまり、宗教的に飲酒可!
これら要因により、インド・ゴアの地で
インド独自のお酒が誕生した。
カシューナッツの果実から作られる酒、Feni(フェニ)。
カシューナッツはカシューの木の種子。 カシューナッツではなく、
カシューの果実カシューアップルを、粉砕し果汁を絞り、発酵させて蒸留。
写真は、醸造酒仕立てのフェニ。
自家製ナリ。 そのままでも、カクテルでも。