パキスタン・ターリー弁当
今回のバナナ葉包み弁当は、パキスタンのターリー弁当です。
1947年に分離独立するまではインドと同じ国だったパキスタン。
インド国境に接するパンジャブ州(インドにも同名の州があります)
やシンド州は、インド料理によく似た料理が食べられています。
アフガニスタン料理の影響が見受けられます。
地理的には、南のアラビア海、北部の山岳地帯や高原、
インダス川の肥沃な穀倉地帯と、食の多様性が生まれる
それぞれに独自の料理文化が存在します。
バルチスタン州→バローチ料理
シンド州→シンド料理
カイバル・パクトゥンクワ州→パシュトゥーン料理
では、今回のバナナ葉包み弁当は、こちら──
パキスタン・ターリー弁当! テッテレー
どうやら、バナナ葉包み弁当=混ぜ混ぜして味わう、を
期待している方多いらしくて、前回のポトラムライス弁当が
混ぜすに食べてくださいと伝えたら落胆されてしまったので
今回は「混ぜて美味しいバナナ葉包み弁当」にしています ♪
右上から、説明していきます。
チャプリ・カバブ
イメージが強いですが、ケバブには色々な種類があります。
ササっと調べただけでも、20種類以上も。
チャプリカバブは、トマトの角切り、炒り卵(この発想!)、
タマネギが副材料として入り、楕円形に成形するケバブ。
強いて言えば、ハンバーグっぽいケバブです、はい。
セヤル・ビンディ
シンド州のシンド料理のオクラ炒め。
オクラ(ビンディ)を使った炒め物は、インドにもありますが
トマトが形を残したまま仕上げているのが、シンドの特徴。
パッタゴビ・キ・サブジ
パンジャブ料理のキャベツ(パッタゴビ)の炒め物。
マスタードオイルが、味の良い深みに。
バローチ・ティッカ・カラヒ
バルチスタン州バローチ人のチキンティッカ。
鶏肉に香味野菜やスパイスをマリネしてから焼くのが一般的な
チキンティッカの作り方ですが、バローチ・チキンティッカは
鶏肉を焼いてからマリネします。
ガジャ・カ・アチャール
パキスタンの、特にどこの何料理ってわけじゃないですが、
人参のアチャール(漬物)。
マスタードオイルが苦手な人多いけど、本当に味に深みを
出すんですよね、マスタードオイルって。
苦手はもったいないです。
サルソン・カ・サーグ
パンジャブ料理のサーグ。
インドのサグといえばホウレン草ですが、
カシミール・ラジマ
バナナ葉弁当は汁気のあるものを包めないので、
グレービー少なめに仕上げています。
まずは単品で。
それから混ぜ混ぜしてお召し上がりください ♪
パキスタン・ターリー弁当 2500円
テイクアウトのご注文お待ちしております!
金土日は店内飲食可。 よろしくどーぞ!