塩と苦味
カンパリに塩を入れると、苦味が抑制されます。
ソルティドッグの、酸味と塩との相互効果とは
比べものにならないぐらいに。
■ バイマックルとカモミールのスプモーニ
スプモーニのテイストを壊さずに、バイマックルの野性的な柑橘フレーバーと
カモミールの林檎のような風味をプラス。
このカクテルに、塩は使いませんが
カンパリとビールを合わせたカクテル、カンパリビアをIPAで作る際に、
塩をパラリと入れるとまろやかに仕上がります。
カンパリビアに使用するビールは、IPAやピルスナーでも
いいと思いますが、僕の一押し使用ビールは
トリニティー・ブルーイングの7days・ゴールデンサワーです。
カンパリ自体のシトラスフレーバーが際立ち、超絶に美味いです!
その上、カンパリとビールとが自然にまとまり、
組み合わせの無理矢理感が全然ありません。
■ NorthCoast Brewing / Grand Cru
副材料にアガベネクター、ベルギーイーストで発酵、オーク樽で
熟成させた個性派ビール、ノースコースト・グランクリュ。
そのままで飲むより、トニックを加えた方がテキーラ感が強まります。
塩をパラパラと混ぜて飲むと、尚うまし。
この場合の塩は、酸味とか苦味の抑制のためではなく、ましてや
しょっぱさのためでもなく、”塩味(えんみ)”のためですね。