ネパール・ネパール

日本にあるインド料理店で働いているのはインド人ではなく、
ネパール人であることが多いといった話を耳にします。　
カレーの味も、インドカレーではなくネパールカレーに
近いとかいった風聞も。　　ならば、いっそのことネパール
料理店へ行き、本格ネパールカレーを食べてくる。

新大久保の「ソルティカージャガル」さん探訪。
ネパール人のネパール人によるネパール人のためのお店、つまり
ネパール人が経営し、ネパール人の従業員が働く、ネパール人の
お客さんのための、ネパール食材販売＆料理店です　笑

まず単品メニューから、チベット文化圏の餃子、モモ。

お得なセットメニューから、ダルバート。
ダル（豆スープ）＆バート（米飯）、いわゆるネパールの定食。

バスマティライスのセットもあったけれど、ディドが珍しいので
そちらを選択。　ディドは、ネパール版の蕎麦がき。

構成は一汁三菜。　飯（ディド）に主菜（カレー）、副菜（写真上）、
汁物（ダル）、副々菜（アツァール）。　

この写真（アツァール）の絵面、ちょっと覚えておいてください。

前日は、経堂の大人気インドカレー店「カルパシ」さんへ。
メニューは週単位で変わるコースのみ（一種類）で、インドに留まらず
スリランカ、ネパールなどのスパイス料理を提供することも。

南インドカレーを楽しみにしていたら、この日のコースは
奇しくもネパールのダルバートでした　苦笑　

で、この符合です。　ビックリ！
カルパシさんの方が、メリハリの効いた味付け。

期待が高まる、スターター三種。
パングラ砂肝炒め、ミックス・コ・アツァール、チウラ。

右手前から反時計回りに、マスコダール（ケツル小豆のスープ）、
バフ・コ・タルカリ（牛肉と椎茸、大根のスパイス煮込み）...

アル・コ・タルカリ（季節野菜のスパイス煮込み）。
これ今までに食べたことがない味で、尚且つ美味しい！

マチャ・コ・ジョール（アジョワン使ったサワラのフィッシュカレー）。
これも食べたことがない個性的な味で、めちゃ美味しかった！
店員さん曰く、鰆とグンドゥルックの旨味が出ているとのこと。

ティンブール（ネパール山椒）のチョコレートシャーベット。

OO料理を掲げるお店は、本場の料理の再現を至上命題にしがち
ですが、カルパシさんの特筆すべきところは、そればかりではなく
クリエイティビティを発揮したカレーも創っているところです。　

年始のメニューは凄かった。　このときのお品書きを見て、数ある
東京のインド料理店の中から行く店を、カルパシさんに決めたほど。

牡蠣と酒粕のココナッツカレー・ブリ大根と三つ葉と柑橘カレー・
納豆ポークラムキーマカリー・ゴボウと紅人参のサブジ・
海老芋とあおさのヨーグルト・卵黄のマサラ醤油漬け・
ミルクと芋焼酎とセロリシードのデザート。　　...なにこれ凄い。