KYOTO 酒Trip #2
京都研修旅行 二軒目。
山野草を使ったカクテルと薬草酒のBAR「喫酒 幾星」さん。
グーグルマップのルート案内で移転前の場所に辿り着いちた 苦笑
この写真は、移転前の店舗の看板です。 あしからず。
京都の街に馴染む和の雰囲気に、BGMのない静謐な空間。
ピシッとした緊張感が心地良いBARです ♪
一杯目。 幾星さん特製ジャパニーズヴェルモット。
季の美ジンに合う和のベルモットが作りたかったそうで、確かに
マティーニ美味しかった!
日本酒、ルスタウのフィノ、ニガヨモギ、カモミール、ジェネピ、
ゲンチアナ、カルダモン、ジュニパーベリー、シナモン、クローブ、
乾燥した文旦の皮、フレッシュの甘夏の皮。(違ってたらスミマセン)
ハンドミキサーで粉砕し、短時間放置で浸漬、ミドボンで炭酸注入。
それから、”アルコール低めのさっぱり”のオーダーで出てきた
モミの木リキュールのサパンのソニック。
京都の飲み手のレベルの高さが窺い知れた一杯。
数年前の松山での話。
先程のお店で出てきたカクテルが酷かったと非難囂々のお客さん。
その方が飲まれたカクテル、それがサパンのトニック割りでした。
受け入れる町、受け入れられない町...
山茱萸(サンシュユ)のコスモポリタン
コルン、山茱萸粕取りブランデー、ホワイトキュラソー、
五味子ビター、ライムジュース
70年代フェルネットブランカ。
海外研修旅行(フェルネットブランカの蒸留所見学等)から
帰ったばかりのマスターに、フェルネットブランカに使われる
薬草の詳細について教えて頂きました。
惜しげもなく教えていただき有難うございました。
教えていただいた内容、皆さんにナイショにします。 ← エッ?
緑の果実部分も含めてクルミ丸ごと発酵させて造られたリキュール。
ノチェロとは全然違う味に仕上がっており、リキュールの新しい
可能性を感じた一杯。 例えば、カカオなら...?とワクワク。
ネグローニ的なカクテル。 ウンダーベルグ、カンパリ、
カルパノ・アンティカフォーミュラ、ホワイトキュラソー。
高山植物ジェネピとミントのモヒート、ジュネピート。
アルぺ社の公式サイトで紹介されているカクテルだそうです。
http://www.alpevda.it/alpe14/genepito.html
薬草という万人受けするとは言い難いジャンルを邁進する心意気は
勿論ながら、それを受け止め支持する飲み手にも敬服します。
飲酒文化のレベルが高い! 名店たらしめるには、片一方の
努力だけでは不完全なんだって事を、多くの人に知ってもらいたい。
提供していただいたお酒、全て美味しかったです!