恋する媚薬

前回の続き。
1871年に出版された書籍の記述から、自家製パルフェタムールを
作成しよっかな とゆうハナシ。


「A Treatise on the Manufacture & Distillation of alcoholic Liquors 」

この書籍に、パルフェタムールの製造レシピが数種類紹介されています。


まずは、454ページから──


sprit of lemon 2 Litres
sprit of coriander 2 Litres
alcohol 85° 43 Litres
sugar 12 kg,500g
water 66 Litres

color red with orchil, and proceed as above.



レレレ?  
スミレが使われていない....
しかも、赤色のパルフェタムール?



続いて、458ページに書かれているレシピ。
上記と同じ材料を用いる(ただし分量は変わる)が、
ここでもスミレは不使用...



461ページに書かれているレシピ。 
使用着色料が orchil から cudbear へ変化。



少しレシピが違っているのは、466ページ。
今までの材料にレシピに、オレンジの蒸留酒とアニスの蒸留酒が加えられます。
486ページには、466ページのレシピの着色料がコチニールへ変更。




【 まとめ 】
この書籍に記載されているパルフェタムールは、スミレを一切使用せず
パルフェタムールは赤色である。  ガビーン



気になって、1985年出版された「ラルース酒事典」でも確認。
175ページ。 パルフェタムールには、レモンとクローブ、セドラ
(cedrat:レモンの一種らしい)を使用し、赤ムラサキ色へ着色...



やっぱり、スミレ不使用...   
なんやとー



なんだか微妙なパルフェタムールのレシピ...
再現するのは止めにします。 なんやとー


かわりに、冒頭のレシピを素地に独自解釈して作ることにします。
目指すは、媚薬のパルフェタムール。



材料は...

コリアンダー蒸留酒は、自家製パルフェタムールと同時期に作ったものを
活用。 ゴードンジンはジュニパーベリーよりも、コリアンダーの方が
インパクト強いですよー と説明したいがために、作成したものだけれど
その出番がなかったから(苦笑)、ここで使います。


レモンの蒸留酒は、作るの面倒だから(苦笑)、自家製レモンコーディアルで。
着色は、紫キャベツ。 妖しい色合いと風味が出ます。



でけた。 テッテレー


うーん、セクスィ ♪

媚薬パルフェタムールを飲用すれば、結果はムフフ ♪


そうゆう経緯を見越して(見越すなエッチ)、赤ちゃんをコウノトリからではなく、
キャベツ畑から授かるとゆうヨーロッパの伝承から連想をひろげて、
ハッピーベイビー 紫キャベツ。

キャベツ畑から、こんつわ。



リキュール・パルフェタムールとゆうより、
コリアンダーを美味しく味わうための、カクテルの一種とも
言えなくもない....    けど、何か文句あっか? 苦笑



ともあれ、媚薬とゆうものは、作っている自分が自分に陶酔してしまうとゆう
側面においては、確実に効果アリなんだよね 苦笑  ぐは