酔っ払いチーズ

ブルー '61
風変わりなこのチーズの名前は、熟成士アントニオ・カルペネドと
妻ジュゼッピーナが結婚した1961年に由来します。
結婚50周年を記念した青かびチーズで、説明文には、このチーズを食べた人が
チーズと恋に落ちてくれるように愛情込めて造りました と書いてあります。 
もお、食べる前から色々と、お腹いっぱい 苦笑


■ BLU ’61


葡萄の搾りかすと共にチーズを寝かした”酔っ払いチーズ”は
いくつか日本に輸入されています。
ブルー61の特筆に値すべきは、搾りかすではなく
山羊チーズの、ロシナンテやケソ・デ・ムルシア・アル・ビノのように
赤ワインで湿潤され、更にクランベリーの実が飾られている点です。


ブルーチーズファンの皆様、いかがでしょう?



余談ですが、素朴なチーズの疑問。
ブルーチーズを造った後に表皮を洗って、ブルーチーズのウォッシュチーズとか
造るのは製法的に問題ないと思うのですが、なぜ誰も造らないのかなーと。
表皮がモルジュ化したブルーチーズは、存在するのにね。(外皮付近を食べるの好き ♪) 
もし、リネンス菌の香りと青カビの香りがぶつかるのであれば、
空気穴の数を減らしたり、カビの種類を変えるとか、いろいろ
試行錯誤すれば、美味なモノが出来るような気が...


それと、ブルーチーズを一旦製造したあとに圧搾して、ハードタイプの
ブルーチーズを造ることって製造可能だと思うのだけど、これも駄目なのかな?  
以前、圧搾タイプのチーズで外皮近くに青かびが入り込んでいた、
英国のアップルビーズ・チェシャーとゆうチーズを食べたら、
別に問題なく美味しかったので、風味の点ではクリアしていると思うのですけどね。