ヴェルモットを もっと
ドイツ語ヴェルムート(ニガヨモギ)が語源とされる薬草ワイン酒のヴェルモット。
ドイツ語圏の国で造られていたニガヨモギ酒が由来とされていますが
今日、ドイツ語圏でベルモットが造られていない(知らないだけ?)のは
とても興味深いですね。
■ Cocchi Vermouth di Torino
イタリア、ピエモンテ州トリノにあるコッキ社のベルモット。
120周年を記念して復活、再製造されました。
ベルモットの生産地は材料の関係上、フランスやイタリアなど
ワインを生産し(葡萄が栽培できる)、且つ様々な薬草が採れるところが大半。
イタリアのトリノは、ベルモットの生産者が多数存在する銘醸地です。
■ Lacuesta Reserva
スペイン北部ラ・リオハ州のワイナリー、マルティネス・ラクエスタが造るヴェルモット。
フレンチオーク樽で7カ月熟成されます。
■ Miro Reserva
スペイン北東部カタルーニャ州バロセロナ産ベルモット。アイレン品種の白ワインを素地に
60種類の薬草を使用して、7カ月の樽熟成。
スペインのベルモット生産者たちは、スペイン北部に集中(知らないだけ?)しています。
もしかしてベルモットの製法がイタリアからフランス、そして山脈を越え
スペインへと伝播していったのが理由!? なんて想うと、胸が熱くなりますね。
ならない!? あ、そう。