サソリやヘビなどを甕や壺に入れて共喰いさせ、
一匹の最凶毒虫を錬成する古代中国の呪術、蠱毒。
品種が混じりやすいミントの特性を逆用し、敢えて
一つの鉢に複数のミントを植え、蠱毒のごとく品種交配。
そうして誕生した蠱毒的ミントにより、モヒートを作成──
ラム、ミント、毒虫、毒無し虫、醤油、味醂、クエン酸、ソーダ
英国由来のアルファ株、インド由来のデルタ株、ブラジル由来の
ゼータ株、ガンマ株、南アフリカ由来のベータ株、ペルー由来の
ラムダ株、フィリピン由来のシータ株、米国由来のイータ株、
さながら東京オリンピックは、現代版蠱毒の様相。
蠱毒オリンピックを観ながら蠱毒モヒートをキメる夏。
あばばばば