葉包みホットカクテル #3
大航海時代は、まさに食文化の一大変革期だった。
食材が大陸を越えて移動し、強制的に他国の文化と交雑し、
様々な料理やお酒が誕生した時代。 カクテルの分野でも...
現地で造られているラム酒を獲得。 それまで水やビールだった
航海中の飲料が、アルコールが高く保存性の高いラム酒へと代わる。
1740年 水兵のラム酒飲み過ぎが原因とした業務上の支障、頻出。
水で希釈して飲むよう命令を下す。
カクテル「グロッグ」の誕生。
グロッグは現代、単なるラムの水割りという飲み物から変遷し、
ダークラムの湯割りにレモン果汁、砂糖、シナモン(クローブ)
を入れたホットカクテルとして、一般的に浸透している。
そうした歴史を踏まえて、グロッグ作ってみた。
バナナの葉で包んで温めたグロッグ。
ダークラムはジャマイカ産。
シンプルにラムと砂糖、湯のみにし、バナナ葉の香りを生かす。
① 蒸気で温められたバナナの葉の香りを楽しんで
② グロッグそのものの味を楽しんで
③ グラスにバナナ葉を入れ、グロッグを味変させて楽しんで