葉包みホットカクテル #3

大航海時代は、まさに食文化の一大変革期だった。

 

食材が大陸を越えて移動し、強制的に他国の文化と交雑し、

様々な料理やお酒が誕生した時代。 カクテルの分野でも...

 

 

 

1655年 イギリス海軍西インド諸島のジャマイカを征服。

現地で造られているラム酒を獲得。 それまで水やビールだった

航海中の飲料が、アルコールが高く保存性の高いラム酒へと代わる。

 

 

1740年 水兵のラム酒飲み過ぎが原因とした業務上の支障、頻出。

それを問題視した英軍エドワード・ヴァーノン提督が、ラム酒

水で希釈して飲むよう命令を下す。 

 

 

カクテル「グロッグ」の誕生。

 

 

グロッグは現代、単なるラムの水割りという飲み物から変遷し、

ダークラムの湯割りにレモン果汁、砂糖、シナモン(クローブ

を入れたホットカクテルとして、一般的に浸透している。

 

 

 

そうした歴史を踏まえて、グロッグ作ってみた。

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バナナの葉で包んで温めたグロッグ。

 

ダークラムはジャマイカ産。 

シンプルにラムと砂糖、湯のみにし、バナナ葉の香りを生かす。

 

 

① 蒸気で温められたバナナの葉の香りを楽しんで

② グロッグそのものの味を楽しんで

③ グラスにバナナ葉を入れ、グロッグを味変させて楽しんで