ホワイトスタウト
淡色のスタウトをつくる試み。
ホワイトスタウトやゴールデンスタウトと呼ばれるビアスタイル。
記憶に間違いがなければ、アドナムズ、ストーン、ベルチングビーバー
に続く、今回で4つめになる輸入銘柄。
■ TBA Beverege / Spectrum White Chocolate Stout
ビールの色は、副材料が入らない限り、麦芽のロースト(使用の有無と
配合の比率)で決まります。
黒色のスタウト、つまりロースト麦芽由来のフレーバー(ロースト、
カカオ、エスプレッソ等)と苦味が存在するビールを、淡色にしようと
するならば、淡色ビールに存在しえない香味を、ロースト麦芽なくして
作り出さなくてはならない問題に直面します。
ホワイトスタウトは、小麦、大麦などの非発酵性穀物やオーツ麦、
乳糖でクリーミーなボディをつくり(ヘイジーの手法!)、副材料に
カカオ等を用いることで、スタウトぽさを表現しようとしています。
あくまで、”再現”ではなく”表現”だと認識することが重要で、
スタウトの味か否かばかりに気を取られると、おそらくこの
ビアスタイルは愉しめないでしょう。
スタウトはスタウト、ホワイトスタウトはホワイトスタウト。
全くの別物と捉えれば、意外とイケる子。 愉しめる子です ♪