日本米よりインディカ米の方が高いのは何故?

平成の米不足を経験した方にとっては、タイ米=安価という認識を

持っていることが多いのですが、実は日本米よりタイ米の方が高価。

(更に言えば、タイ米よりバスマティライスの方が高い。)

 

 

あの当時、タイ米が実際いくらで販売されていたのか気になって

さささと検索。 で、見つけた記事。(価格は分からずじまい)

 

agri.mynavi.jp

 

米不足の時、備蓄米を日本へ輸出したせいで、タイの人たちを

困らせていたんですね。 知らなかった.... これは、日本人が悪い。

 

 

長粒米を扱う上でためになった箇所を、自分メモ。

 

”サンパモンコンチャイ名誉教授によると、タイの稲作は一年に二回栽培する二期作の場合、一期作のお米よりも二期作のお米のほうが品質は落ちます。品種もさまざまで、最も人気の品種は「カオ・ドゥ・マリ105」という最高級の香り米。タイの長粒米の中では比較的粘りがあり軟らかめです。しかし、日本に送られたお米は「二期作のお米だったうえ、日本人は好まない硬い品種だった」といい、タイでもあまり人気がなかったそうです。”

 

”タイでは、冷蔵保管は一部の高級米だけで、常温保管が一般的。玄米を常温保管すると酸化臭が出やすく、虫が発生しやすい。そこで、タイでは白米の状態で保管するのが主流です。”

 

”日本では新米はおいしい、古米はおいしくないというイメージがありますが、サンパモンコンチャイ名誉教授は「新米はべたべたするからタイではお粥(かゆ)にすることが多い。長粒米は新米よりも古米のほうが人気で、価格も高い」と指摘します。”

 

 

 

結局、当時のタイ米の価格は不明なまま。

もし安価だったのなら、考えられる理由としては、①為替 

②輸入関税 ③公的資金注入で米価抑制、の3つ。

 

 

さささと調べてみた。

(店が暇になると、お金にならない勉強するクセでるの止めな自分)

 

 

為替は、1バーツが93年に4,4円 94年4,0円 んで、令和2年が3,5円。

むしろ今の方が安く買える...?

 

平成29年度、タイ米の輸入価格が1kg 51円(やっす)に対し、

日本米は263円。 約5倍! なのにタイ米の方が高いの、なぜ...?

 

 

その理由は、米の輸入制度にあった! 

米の輸入は、98年まで輸入許可制、99年から関税化(誰でも輸入可能)。

設けられたミニマムアクセス枠外の民間貿易に対しては、枠外税率

が掛けられた。 その税率1kg 341円。

 

51円で輸入されたタイ米に341円が加算されると、392円。

この時点で、日本米の1,5倍。 

更に、海外輸送費・保険料・輸入業者の利益も加算され...