PCR検査人数当たりの感染者数推移をグラフにしてみた

毎日毎日、感染者はOO名でした~ て報道が流れてるけど、

「10000人をPCR検査して10人陽性でした」と「100人をPCR検査して

10人陽性でした」では、全然違うでしょうに。

 

 

モヤモヤしたので、グラフ作りましたー

東洋経済の3月14日から4月30日までのデータを基に、グラフを作成。

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まず、感染者数の移動平均線PCR検査人数を示したグラフ。

移動平均線で見てみたら、もうピークアウトしてますよね....?

 

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で、1番目のグラフの折れ線が、感染者の平均値だったのに対して、

2番目の折れ線が示すのは、PCR検査人数の中に占める感染者の割合。

 

 

緊急事態宣言以降、大幅に増加したPCR検査。

市中感染と相俟って、折れ線グラフが右肩上がりを示すのかと

思いきや、4月4~6日に感染ピークがきて、そこから徐々に減少傾向。

なんと! ピークがきたのは、緊急事態宣言よりも前ですよ!  

コロナの潜伏期間 平均5.8日も加算すれば、更にもっと前!

 

 

まとめ

緊急事態宣言によって、感染がピークアウトしたわけではない。

ただし、やがて宣言が発令されるのではないかという噂が

3月末から飛び交っていたので、牽制効果はあったかもしれない。

 

感染減少よりも、医療資源や病床数の逼迫が緩和されるまでの

時間稼ぎが、緊急事態宣言の目的。 

1ヵ月延長を検討するということは、医療資源の生産目標が未達に

終わったということ。 医療物資の月次生産推移 や増産量、達成までの

期日など具体的な数値を示してもらわないと、更に1ヵ月延長なんて

言われても承服できませんよねー

 

 

注:両グラフは、PCR検査の結果が判明するまで1日から数日

かかることを考慮し、1日ではなく3日単位で計算しました。