タイのキーマカレー ”クアクリン”
煮物などの料理を、外国人が勝手にカレーと呼んでいるだけで、
それは醤油を使った和食を、外国人が醤油料理と呼ぶようなもの。
その国の料理を正しく知ろうという意識を感じさせないカレーという
用語。とはいえ、馴染みない料理を説明するには非常に便利な言葉。
クア・クリンというタイ料理があります。
はい、まさにこれ。
タイ料理の豚ミンチの炒め物なのですが、味を説明するには
タイ版キーマカレーという表現がピッタリです。
挽肉のタイ料理といえばガパオやラープが有名ですが、簡単に説明すると
ガパオは挽肉とホーリーバジル、ラープは挽肉とパクチー、クワクリンは
挽肉とバイマックルの組み合わせの料理です。
ガパオやラープを食べてもカレーという印象を持たないのに、何故か
クアクリンはキーマカレー味。 その不思議さも、この料理の魅力です。
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