秘蔵っ子

自宅セラーで熟成させていた秘蔵っ子を放出します。
この子たち、酒屋や通販では手に入らないビールですよって !



■ North Coast Brewing / Old Stock Ale vintage 2007

まずは、ノースコースト醸造所のオールドストックエール 10年熟成!



■ Brouweril Van Steenberg / Bios Kriek

製造終了した今はなき銘柄のビオスクリーク。 9年熟成です!



■ Tamamura Honten / House IPA

玉村本店の銘醸。 左から、2006年、2008年、2010年ヴィンテージ。
つまり、11年、9年、7年の熟成インペリアルIPAです。



■ Tamamura Honten / Takashi Imperial Stout

同じく玉村本店から。 インペリアルスタウトの長期熟成物で、
左から、2008年、2009年、2010年ヴィンテージです。



いずれもラベル表記上の賞味期限(否 消費期限)が過ぎています。
熟成にご理解いただける方のみ、ご注文をお願いします。


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この機会に、ちょっくらビールの賞味期限についての話をば。



ビールは、醸造されてから味が変化し続けるお酒です。
一年以内の短期では、ホップのα酸の減退、渋味や甘味の増加など。
約5年以上の熟成では、アミノカルボニル反応や炭酸ガスの減少など。


ビールは、味が変化するのが当たり前のお酒なのですが、
一般消費者からすると、その認識が違っていたりします。



前に飲んだビールが美味しかったので、別の機会に
飲んでみたら味が違っていた、そのような事態になると
クレームや返品の対象になりかねませんよね? 


だから、作り手はビールの味が大幅に(ここ大事)変わらない期間を
賞味期限として設定します。 良く言えば、賞味期限とは
作り手が提供したい味が保持できる期間とも言えます。 


ただ厳密には、賞味期限内でも味は変化するし、その変化を
感じられる味覚の鋭敏な方は存在します。 まあ、大半の方は
気がつかないし、気づくような方はビールに関する確かな知識を
持っていることが多いため、苦情になることがない... 苦笑



一昔、熟成ビールに関する言説で、ビールは賞味期限を
超えてからが美味しいなどといわれていましたが、これはつまり
賞味期限を過ぎなければ大幅な熟成変化が得られないという
意味の話なのですね、ハイ。