偏愛本

どんな世界にも変態はいるのだなあと感じた書籍たち。


■ パンの漫画

パンラボの愉快な仲間が書いたエッセイ的な漫画。 
主催の池田氏ほどディープではないけど、パン愛ある人間の日常がここに。
自分がパンを焦がしても気にならないのに、妻が焦がすとイラッとなる話。
あー それ、わかる 苦笑



■ まいにち植物  ひみつの植物愛好家の一年

子供の頃から、お小遣いの使い道が植物の購入とゆう著者 苦笑
芽キャベツならぬ、杖キャベツ(なんでも茎を乾燥させたら杖にもなる
とゆうキャベツの品種)から作られた杖を海外通販で購入したら、
送料の方が高かったり。 アボカドの食後に残った種を発芽させたり。
なんだかとても楽しそうな植物ライフ。



■ 雑誌ブルータスの植物企画

こんなジャンルで売り上げは大丈夫?と思ったら、第ニ弾も刊行。 スゴイ。 
流石のブルータス。 密度も、切り口も、スゴかった。


ある種の植物にはワインセラーの環境が最適だと魔改造を施した植物愛好家や、
新種の植物が繁殖してそうな場所をグーグルアースであたりをつけ
世界のどこでも探索にゆく、若干24才の日本人プラントハンター、などなど。 
植物愛好家の世界は、とってもディープ。



ところで、猛烈に特定の対象に入れ込んでいる人達を、最近の流行り言葉で
”変態”と呼ぶようですが、個人的にはこの呼称はあまり好きではなかったりします。 
マニアも同様。 なんだか別枠扱いしてる印象。 なんかバカやってんな的な。


偏愛と呼ぶのが適切かと云えば、それも少し違う気がします。 
偏ってるといえばそうかもしれませんが、そもそも熱量の総体が違う。
変態ではなく、ハイレベル。 そう呼びたい。 だって、これらの変態よりも
知識や経験を持っているのかって。  バーの世界でも同じ。