自家製フェルネットブランカ
1845年 イタリアで生まれた苦味酒 フェルネットブランカ。
そのフェルネットブランカを自家製で作ってみるの巻。
ミクソロジーカクテルの書籍で紹介されている自家製フェルネ・レシピ。
こちらのレシピ、和製フェルネットブランカと称しているだけに、
本家フェルネブランカとは異なるご様子。
■ 和製フェルネットブランカに使用されている薬草
ゲンチアナの代用でセンブリ、キャラウェイ、シナモン、ナツメグ、
コリアンダーシード、クローブ、オレンジピール。
■ フェルネブランカの公式サイトに記載されている薬草
ミルラ、カモミール、ガランガル、ゲンチアナ、シナモン、
サフラン、イリス、リンデンバーム、オレンジピール。
折角だから、後者のレシピで作成します !
材料は、ミルラ、カモミール、ガランガル、シナモン、サフラン、イリス、
リンデン、オレンジピール、ライムリーフ。 ブランデーに赤ワイン。
ミルラから苦味が出るので、とりあえずセンブリは使わない方向で。
もし苦味が不足したら、その分をセンブリで補うことにします。
ドライジンの構成に置換させてみると、主役のジュニパーがミルラ。
ひろがりをもたすアンゼリカは、カモミール。 次席でリンデン。
スパイシーな香味のコリアンダーは、ガランガル。 オレンジから果実味。
引き締めの役割は、シナモンとイリス。 このような構成。
テッテレー
強烈な苦味ばかりが注目されるフェルネブランカですが、
作ってみてわかった薬草の組み合わせの巧みさ。
ミルラをカモミールとガランガルに合わせる感性が素晴らしい。
思いつかないなあ、この組み合わせ。
ビターリキュール数多くあれど、正直なんだか微妙に違うぐらいにしか
理解してなかったものが、自作してはじめてわかる内容の違い。
フェルネットブランカ、まじ凄い。
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自家製フェルネットブランカは、そのままは勿論、カクテルにも。
自家製キュンメルと合わせたストマックリバイバーやニューヨークのBAR
「Employees Only」のオリジナルカクテル、フェルナンドがオススメです ♪
■ Fernando
Bianco Vermouth , Fernet Branca , Galliano , Mint Leave