続 シャンディガフにどのようなビールを使用すべきか? 

1910年 H. G. Wells著 小説 「The History of Mr. Polly」の中に、
シャンディガフに関する描写されている箇所があります。



" shandygaff, two pints of beer and two bottles of ginger beer
foaming in a huge round-bellied jug."


" ビールを2パイント、ジンジャービアを2瓶。
大きなラウンドベリード・ジャグに泡立ったシャンディガフ "



jug とは、取っ手のついた水差しのような容器で、ラウンドベリード・ジャグは
容器の下半分が膨れた形状のジャグの事です。


そのジャグに、それも大きなジャグに、ビールとジンジャービアを二本ずつ
入れて飲んだとゆうのは、アルコールに弱い日本人にとっては話が別ですが
欧米人には、ガブ飲みされていた飲料だった可能性があります。



そうであるならば、ハリージョンソンレシピのオールドエールや
バス・エールを用いてしまうと、日本人にはアルコールが強すぎて、
ドリンクシーンにそぐわないシャンディ・ガフになってしまいます。



あらためてシャンディーガフを作ってみました。



■ H. G. Wells inspired SHANDY GAFF

Toccalmatto Working Class Mild Ale   alc3,4%
Homemade Belfast Ginger Sirop
Soda



Harry Johnson・recipeでは、オールドエール、もしくはバス・エールを
使用している点から、シャンディガフの発祥が英国であるとゆう印象を
さらに強めてしまうのは否めません。  


ですから、使用するビールのビアスタイルは、低アルコールの
マイルドエールを使用しました。3,4%のビールをジンジャエール
半々に割ると、1,7%のシャンディガフが出来上がります。
これなら、大量にガブ飲み出来ますね! 笑



味も美味しいです ♪
ただ、マイルドエールだとビールの主張が弱いため、
ジンジャービアのようなシャンディガフになります 苦笑


個人的には、前回作ったオールドスタイル・シャンディガフの方が好きです。
何故ならば、18、19世紀に造られていたであろうビールのニュアンスが
感じられるからなのですが、それについては後日。



まだ続きます!
え? もういいって?  またまた〜



■ 18世紀のシャンディガフ →コチラ 
■ Kumquat Shandy Gaff →コチラ