Soltyと書き間違えそうですがSaltyです

ソルティドッグに使っている自家製グレープフルーツソルトです。

グレープフルーツの皮の内側の白い部分を丁寧に取り除いたあと
苦味を取るためにグレープフルーツの黄皮を熱湯で3回湯でこぼし。
そのあと乾燥させてから塩の粒の大きさと同じになるよう細かくみじん切りし
口溶けと食感の良い英国産海塩マルドン・シーソルトと混ぜ合わせて完成。


無味無臭とよく誤解されがちなウォッカですが、
実は、隠し味的にフレーバーがわずかに付けられる(!)から無味無臭ではないし
原料の穀物、濾過の加減によってそれは多彩な味わいを見せます。
因って使用する銘柄次第でソルティドッグの仕上がりが結構変わります。
遠藤洋子著「いまどきロシアウォッカ事情」はバーテンダー必読書!


クオリティの低いウォッカで作ったソルティドッグ
雑味がなくすっきりしていて滑らかなウォッカで作ったソルティドッグとを
飲み比べてみれば違いは一目瞭然です。
そもそもソルティドッグというカクテルは、
使用材料(ウォッカ、グレープフルーツ)自体が淡く繊細な風味な上、
且つ、それらをシンプルに組み合わせるので素材の良し悪しが
仕上がりの出来にダイレクトに反映されてしまいます。

ジントニックやジンフィズをバーテンダーの技量を測る腕試しカクテルだと云うならば
ソルティドッグバーテンダーの素材に対する感性を測れるカクテルだと云えるかもしれません。
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長文になりそうなので割愛しますが、最後に...
いつもソルティドッグを言い難いのでソルティドックって言ってしまいます
す、すみませんっ